○○指数
テレビやWebの天気予報を見ていると、天気予報に付属する形で○○指数が出ていることがあります。「洗濯指数」とか「素肌乾燥指数」とか。
この○○指数、やりすぎというか余計なお世話というか調子に乗り過ぎというか、そういうのが増えて来ていると思います。
洗濯指数なんてのは、日照時間と温度と湿度と風速なんかを総合的に判断して、洗濯物の乾きやすさを数字で表しているのでしょうから、その正確性(予報としての正確性と、そもそもの指数計算理論の正確性の両方)はおいといて、大物の洗濯計画を立てられるので、まあ役に立つ指数と言っても良いでしょう。
素肌乾燥指数も、それが高ければ外出前にきちんとお手入れして、なんてことが出来ますので、その存在意義はわかります。
わからないのは、ビール指数とか鍋指数とかです。飲食店関係の方は、この指数が高いと仕入れを増やして、なんてことがあるのかもしれませんが、一般には、「ビール指数が高いからビールを飲む」なんてことは全然なく、飲みたいから飲むとか付き合いで飲むとか何となく飲むとかで、ビール指数なんてものは、何の役にも立ってません。
鍋指数の場合は、「鍋指数が高いから、今夜は鍋にしよう」ということで、昼間のうちにスーパーで鍋の材料を買う、なんてことが想定出来なくもないですが、天気予報の鍋指数で献立を決める方なんているんでしょうか。体が温まる料理は鍋だけじゃないですしね。
そもそも、天気予報提供者の側は、どのような理由で○○指数を提示しようとしているんでしょう? 我々の生活にとって便利な指標を提供し、他の天気予報との差別化を図ろうとしているわけですよね? だとしたら、ビール指数なんてのは、便利な指標というところからは外れて、ウケ狙い的差別化に走っているような気がします。
ウケ狙い的な情報を全て否定するつもりはないのですが、昨今の天気予報における○○指数の氾濫を見ていると、「○○指数はどうでもいいから、もっと天気予報の精度を上げろ」と思ってしまうのは避けられません。○○指数に関わっている組織と予報の精度に関連する組織は別かもしれませんが、そう思ってしまうのです。

