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2008年11月 4日 (火)

不穏なカップル

電車の中とか飲食店とか、街頭とか公園とか、まあどこでもいいのですが、公共の場所で不穏な状態にあるカップルを見かけることがあります。不穏な状態と括りましたが、口喧嘩していたり、一方がムスッとしていたり、怒っていたり、不機嫌に黙り込んでいたり、といった状態を指しています。

カップルは夫婦でも彼氏彼女でもどちらでもいいです。単なる会社の同僚が二人でいるだけ、なんてのは含みません。

こういった不穏なカップルを見ると、明らかな傾向があると思います。怒っていたり、不機嫌だったり、黙り込んでいたりするのは、女性なんですよね。で、男性はその女性をなだめたり、自己弁護したり、何をどうしていいかわからなかったり、というパターンです。もちろん逆パターンもありますが、女性側が不穏状態の源(不機嫌など)となっている方が明らかに多いと思われます。

もし、「不穏カップルは女性が不機嫌なパターンがほとんど」が正しいとするなら、男性に比べて、女性が不機嫌になりやすく、不機嫌状態も持続しやすい、ということになるでしょう。「なりやすい」「持続しやすい」のどちらかだけかもしれませんので、ここから先は「女性は不機嫌になりやすい」について考えます。

カップルにおいて「女性は不機嫌になりやすい」理由は、女性自体が不機嫌になりやすい性質を持っているか、男性が女性を不機嫌にする言動をとりやすいか、もしくはその両方か、ということでしょう。まあ、常識的に考えて「両方」ってのが順当なところでしょうが、両方といっても、双方が同程度かどうかは別問題です。

ちょっと話を変えますが、「単なる知人」と「親しい友人」に対して、我々は付き合い方を変えています。夜遅くに電話してバカ話する、なんてことは「単なる知人」にしたら失礼に当たるでしょう。つまり、「親しい友人」に対しては失礼、無礼のハードルが下がるのが一般的です。むしろ、他人行儀を嫌う傾向もあります。

ここで「単なる知人」と「親しい友人」に分けましたが、知人ですらないような人間関係も「単なる知人」に含めて考えることとします。そうすると、男性の場合、恋人や妻は「親しい友人」に分類されていると思われます。「親しい友人」と同じような基準で言動を選ぶ、と言っても良いでしょう。

ところが女性の場合、「単なる知人」と「親しい友人」の他に「特別な男性」という分類があるように思われます。「親しい友人」と「特別な男性」には共通項も少なくありませんが、別基準も厳然として存在していて、普段の何気ない言動にもそれが現れるようです。

男性は、恋人に対しても、普段の言動を選ぶ基準は「親しい友人」と同じなので(そりゃあまあ、セックスするという特別なことはありますが)、「特別な男性」基準を持つ女性からすると「特別扱いされていない」と感じることもあるでしょう。特別扱いされるのが普通、という関係のはずなのに、特別扱いされてない、という感覚です。もちろん、女性は「特別な男性」として扱っているわけです。

基準と言っているのは、普段のちょっとした物言いとか反応とか、電話するとかメールするとか、プレゼントを買うとか、誕生日がどうこととか、そういった言動における基準の話ですよ。

話はここで元に戻ります。不穏カップルにおいて女性が不機嫌なのは、男性の言動は「単なる知人」と「親しい友人」の二分制で、女性の言動は「単なる知人」「親しい友人」「特別な男性」の三分制、というのがベースにあるんじゃないかと思います。

個々のケースにはあれこれと事情があるのは当然として、根っこには「特別扱いされたい女性と、特別扱いしない男性」という構図があるのではないか、と思います。

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