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2009年7月 2日 (木)

好きな男性のタイプは「誠実な人」

↑というようなことを言う(あるいは思っている)女性は少なくないと思います。

ところがその意味の解釈において、当人の女性側と男性側で、決定的な違いがあるように思えてなりません。

男性が思う「誠実な人」というのは、人間関係や仕事において、特に対象を設定することなく、平等に公正に「誠実」である、ということでしょう。特定の状況や特定の対象を限定しての「誠実」は、本当の誠実とは言えないと考えるでしょう。

一方、女性が好みの男性のタイプとして挙げる「誠実な人」というのは、上記の意味を含まないわけではありませんが、究極的には「私に対して誠実な人」だと思われます。

この違いは微妙なようでいて決定的だと思います。これは、誠実さの優先順位の違い、とも解釈出来ます。

例えば、何かしらのトラブルがあった状況で、男性が公正に合理的に判断したら「自分のカノジョが悪い」という結論に達したら、「自分のカノジョが悪い」に基づいた言動をとるのが、男性にとっての「誠実」です。特定の対象(自分のカノジョ)を贔屓せず、公正に判断するのが誠実なのです。

女性側からすると、このような男性の言動は、「誠実な人」とは解釈されないことがしばしばあります。もちろん、自分に不利となる公正さを一切認めないというわけじゃありませんが、好みの男性のタイプとしての「誠実な人」の範疇には入れてもらえないことが少なくないと思います。「言ってることは正しいかもしれないけど、冷たい人」になりがちです。

誤解して頂きたくないのですが、どっちが良いとか悪いとかを主張しているわけではありません。「誠実な人」を巡る解釈の男女差を指摘しているだけです。もちろん、全ての男女が例外なくこうだ、というわけではなく、個人差は当然ありますので、傾向としての男女差の話です。

女性が男性的意味での誠実な人を評価することもあるでしょうが、それは、好きな男性のタイプとしてではなく、仕事の上司としてとか、父親としてとか、そういうことだと思われます。

これまで何回となく、「誠実な男性が好き」とか「彼が誠実じゃない」とかいう女性の主張を見聞きしていて、「それって、誠実じゃなくて、自分を一番に扱って欲しいってことだろ?」と、かなり違和感を感じることが多かったのですが、言葉の使い方というか、言葉の解釈というか、そういう問題だったわけです。

「どんな時でもアタシだけをイチバン大切にしてくれる人が好き」と言ってしまうとバカっぽいですが、「誠実な人が好き」と言うと穏当に聞こえますから、一種流行語的に「誠実な人」という表現が受け入れられたのかもしれません。

で、「(公正に)誠実な人」と「(私に)誠実な人」の解釈の違いが発生してしまう、と。

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