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ニュース

2007年12月 6日 (木)

読売新聞の報道内容を検証する

読売新聞でこのような報道がありました。この記事、いつまであるかわかりませんので、引用しておきます。

首都圏の鉄道混雑率、ワースト1は山手線・上野—御徒町

 国土交通省は4日、首都圏の鉄道12社42路線の2006年度の混雑率を発表した。

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 1位は3年連続でJR山手線の上野—御徒町間(外回り)で、混雑率は前年度と同じ216%だった。「体が触れあい、相当圧迫感がある」とされる200%を大きく上回った。

 上位10路線のうち、JR東日本が8路線を占めた。JR以外では東京地下鉄(東京メトロ)東西線の木場—門前仲町間が7位で、前年度より1ポイン ト上昇して199%となった。東京急行電鉄・田園都市線の池尻大橋—渋谷間は同率9位に入り、混雑率は同2ポイント上昇して196%だった。

 混雑率はピーク時の1時間あたりの平均値。乗客全員が「座席に座るか、つり革につかまっている」状況で100%となる。国交省は、「折りたためば新聞を読める」状態を示す180%以下が望ましいとしている。

(2007年12月5日8時34分  読売新聞)
この記事を読んで、少々興味があったので、国土交通省のサイトに行ってみました。「国土交通省は4日、首都圏の鉄道12社42路線の2006年度の混雑率を発表した」と書いてありますから、新着情報なんかの見出しから「首都圏」「鉄道」「混雑」なんていう単語が入っているのを探すわけです。

ところが、なかなかそれらしいものがみつかりません。その時見ていたのはこのページです。見ているとこが悪いのかと思いあちこち行ったり来たりしたのですが、やっぱり新着情報のページにリンクを発見しました。やっと見つけたのは、これです。

詳しくは当該ページと、そこにある参考資料(PDFファイル)をご覧下さい。

国土交通省が発表したのは「公共交通の『快適性・安全性評価指標』について」です。一方、読売新聞では「国土交通省は4日、首都圏の鉄道12社42路線の2006年度の混雑率を発表した」と書いてます。これは明らかにミスリードですね。確かに、国交省の発表内容に、評価基準としての混雑率も含まれます(参考資料参照)が、別に混雑率を発表したわけじゃありません。

さらに問題なのは、「1位は3年連続でJR山手線の上野—御徒町間(外回り)で、混雑率は前年度と同じ216%だった」などとしているところです。参考資料を見ると、いくつかのサンプル路線のサンプル区間においての混雑率が書いてあります。そして、その中で最も高い数字は山手線の上野—御徒町間(外回り)です。でも、全ての路線、全ての区間で調査しての最高ではありませんし、最高を決めても良いほどに多くの区間で評価しているわけでもありません。ごくごく一部の区間での混雑率評価ですから、1位がどうこう言う意味は皆無です。

この新聞記事を読んだら、普通の人は「首都圏の電車でもっとも混むのは山手線の上野、御徒町間かぁ」という認識を持つに違いないのですが、少なくとも国交省の報告書には、そんなことは書かれていません。こういう記事の書き方をするんですよ。まあ、新聞でも雑誌でもテレビでも、基本は一緒ですけどね。

国交省の当該ページと参考資料を眺めてもらえば分かる通り、読売新聞で報道されているのとは、随分と違うトーンの話です。「マスコミ報道には必ずフィルターがかかる」という鉄則を忘れてはならないということですね。

2007年7月19日 (木)

段ボール肉まん

周囲で段ボール肉まんのことが話題になり、「ひでー」とか「信じられない」とかいう声が上がる度に、「あの報道が事実ならね」とイヤミのように言っていたのは私です。

本日現在の報道によると、段ボール肉まん報道はやらせだったとのことですが、この報道は信用出来るんでしょうか?

ここではまあ、その報道は信用できる、つまり「段ボール肉まん報道はやらせ」ということにしましょう。

でね、不明なのは、報道はやらせとしても、実際に段ボール肉まんが売られていたという事実があったのかなかったのか、なんですよ。そのあたりのことが全然報道されていないのは奇妙な感じです。

そもそも、段ボール肉まんなんてのは全く存在していないのに、そういう話をでっち上げてニュースにしたのか、実際に段ボール肉まんはあるのだけれど、それを報道するにあたって、実際の段ボール肉まん製造現場の取材が難しいため、サクラを使ったやらせを行ったのか、可能性としては後者の方が高そうに思うのですが、私が見た限りの報道では、どちらとも言っていません。

「段ボール肉まん報道はやらせ」だとしても、それだけ言われると、多くの人達のイメージとしては、「段ボール肉まん自体がやらせ」になりがちです。

さあ、どっちなんでしょうね?

2007年1月11日 (木)

亜澄さんについて

先日の、兄が妹を殺してバラバラに、という事件ですが、こないだちょっと検索してみたところ、被害者の亜澄さんが V シネマに出演していた事を取り上げ、個人のブログで「V シネマにちょっと出た位で、女優気取りで夢がどうのこうの言われたら、そりゃあ切れる気持ちも分かる」といった趣旨のことを書いていた人が何人もいて驚きました。

アホっぽい見解ですね。V シネマに出演していたことは事実としても、夢がどうこうという部分や、「女優気取り」と考える根拠なんかは、加害者側の言い分だけを、警察とマスメディアの二重のフィルターを通してしか知り得ないはずなのに、上記のような偏った見解に達することが出来る、お目出たい思考回路に脱帽です。自分が目にした情報を、もっと批判的に理性的に受け取れないんでしょうかねぇ。

実際、亜澄さんは「女優気取り」だったのかもしれません。逆に、そういうことは鼻にかけない素直な娘だったのかもしれません。でも、そんなことは我々には分からないことです。ブログにしょうもない見解を書き散らかしている奴は、根拠不充分なのに勝手にストーリーを作るな、と思います。まったくもって不健全です。

さて、こんなことを言っている私も、亜澄さんに関しては怪しからん奴です。

正直に告白するならば、亜澄さんが V シネマに出演していた、ということを知った瞬間、「脱いでたのか?」「脱いでるならその動画がどこかで出回ってるかも」「見たい!」と思ってしまったわけですよ。そう思った男は膨大な数に上るはずです。

写真で見る限り、亜澄さんはとてもかわいらしいと思います。かわいらしい女性の裸が見たいのは、男として健全ではありますが、亜澄さんのヌード動画が見たいのは、彼女がかわいいからだけではなく、このような形で話題になったからです。

彼女より以上にかわらしい、美しい女性のヌード動画など、あちこちにいくらでもありますが、そういうモノよりも、亜澄さんのヌード動画が見たいんですよね。あさましい話ではありますが、それが正直なところです。

念のため、私は実際に V シネマでヌードシーンがあったかどうかは知りませんよ。V シネマで「くりいむれもん」というとこから、勝手に期待した、という話です。

ともかくも、もしそういうものがあれば見たい、という気持ち、これは野次馬根性といってしまえばそれまでですが、かなり罪深いことなのかもしれません。亜澄さんが殺人事件の被害者だから、という意味ではなく、何らかの形で注目されている方に対して、野次馬的にこのような興味をもつことが、です。

もちろん私としては、見たいとは思っても、彼女に対して「悪意」はないつもりでいます。仮に彼女の動画を見たとしても、彼女を貶したり、彼女の名誉を毀損したり、そういうことなど絶対にしないつもりです。

であったとしても、それでも罪深いと考えられます。より正確に言うなら、世の中の多くの人が、そのように考えることが罪深い、のでしょう。

例えばの話ですが、モトカレが彼女のすごい写真を持っていたとしましょう。あるいは、V  シネマの関係者が、編集でボツになったすごい動画を持っていたとしましょう。もし、誰もそんなものに興味を示さないのでしたら、それらはそのまま眠り続けるでしょう。でも、世の中の多くの人が「見たい!」と思っているので、流出のリスクがあるわけです。

もし流出するようなことになれば、大騒ぎになってしまい、それを見る人が「悪意」のない人ばかりだろうとなんだろうと、そんなことはもう全然関係ありません。もちろん、V シネマの動画であっても似たような話です。

そういう事態になったとしたら、その根っこには、多くの男どもが「見たい!」と思った、ということがあるわけで、それが罪深いことだと思うわけです。