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書籍・雑誌

2009年5月28日 (木)

栗本薫さん逝去

きちんと調べた訳ではありませんが、私が所有している本を作家別に集計したら、数では間違いなく栗本薫さんが一番でしょう。なんと言っても「GUIN SAGA」本編だけで126冊あるわけですから。

記憶が定かではありませんが、私が最初に読んだ栗本薫さんの本は「GUIN SAGA」の1巻だったような気がします。「GUIN SAGA」の1巻が出たのは1979年。加藤直之さんの書いた表紙イラストを書店で見て購入しました。帯に書かれたキャッチにも興奮したことを覚えています。

その前年に「ぼくらの時代」で江戸川乱歩賞を受賞していますが、私が「ぼくらの時代」を買ったのは文庫化されてからのはずなので、おそらく「GUIN SAGA」の1巻が最初なのでしょう。それ以来、30年のお付き合いでした。「GUIN SAGA」は全巻、初版の一刷で買っていると思います。

栗本薫さんは長らく闘病されていましたので、正直、いつかこういうことになるのでは、と思ってはいましたが、それにしても突然でした。

「GUIN SAGA」刊行開始の頃は、「完結は21世紀か」とか「完結した時、何歳になっているんだろ」とか思っていたのですが、当初予定の100巻を過ぎても完結せず、結局は未完のままということになりました。

作家と読者というシンプルな関係において、私は「GUIN SAGA」が未完に終わった事が残念でなりません。人の死を悼む気持ちがないわけじゃありませんが、個人的な知り合いだったわけでもなく、人生の師匠と仰いでいたわけでもなく、作品を通じてのプリミティブな関係(生み出す側と読む側)しかなかったのですから、未完作品を残念に思うことが、最も自然な気持ちなのです。

未完部分のストーリーの概略は、おそらく、栗本薫さんの夫であり担当編集者だった今岡清氏がご存じかと推測します。もしかしたら、メモも残されているかもしれません。

ということで、誰かが続きを書くことが不可能とは言えない状況だと思うのですが、仮にそういうことになったら、賛否両論だろうなあと思います。栗本薫さん本人が、どなたかに「後はよろしく」と託していたら話は随分違ってくるのですが。

おそらく、あと 1 - 2巻分は、既に書かれたものがあるでしょうから、それは刊行するとして、その先、栗本薫さん本人が書いたものではない「続き」を読みたいかどうかは、個人的には微妙なところです。

勝手なことを言わせて頂ければ、個人的に「こういう形ならあり!」と思えるような形で、続きが読みたいですね。「こういう形」は具体的に思い付かないのですけど、例えば今岡清さんと高千穂遥さんを中心としたプロジェクトとか。

2007年5月15日 (火)

フォントが気持ち悪い

昨日の新聞をながめていたら、「ねこのきもち」と「いぬのきもち」という雑誌(月刊誌?)の広告が目にとまりました。

何で目にとまったかというと、雑誌の広告ですから、その内容を見出しというかキャッチで紹介しているわけですが、そのキャッチの文字のフォントが気持ち悪かったからです。ギャル文字というか丸文字というか、まあそういった類のフォントです。普通は雑誌や広告では使わない文字ですね。

「ねこのきもち」も「いぬのきもち」も、何か特別の単語だけを、アクセントとしてギャル文字フォントにしているのではなく、新聞広告で使われているあらゆる文字がギャル文字フォント風なんですよ。面妖ですね。

どういうつもりでそんなフォントを使ったんでしょうか?

そういうフォントで作られた広告を見て、「かわいー」などと思う女子はいるかもしれませんが、雑誌の販売促進に効果があるんでしょうか? 私としては、「なんかチャラチャラした雑誌だなあ。犬の躾けなんかは真面目に正しくとりあげてるのか?」なんていう悪いイメージの方が大きいような気もするんですけど。

もちろん、広告のフォントと雑誌の内容には、直接の関係はありませんが、ギャル文字だけで作られた広告が、「ねこのきもち」と「いぬのきもち」ふたつ並んでいるのは、私としてはかなり気持ち悪いですし、雑誌自体の評価にもマイナスイメージを植え付ける効果もあります。

いささか懸念しすぎで飛躍しているとは思いますが、ああいう広告をしている雑誌を読む飼い主は増えて欲しくない、とまで思ってしまいます。そういう人達はファッションでペットを飼っていそうです。日曜日には郊外のショッピングモールに、おめかししたワンコを連れて買い物に行くのです。買い物にワンコを連れて行くのではなく、ワンコをショッピングモールに連れて行くのが目的なんです。

とまあ、こんなことまで考えさせるだけの気持ち悪さが、その広告にはあった、ということで。